すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

『ゲームマーケット2015秋』『デザインフェスタvol.42(2日目)』に行ってきました

 いずれも11月22日(日)、ビッグサイトにて開催。

 ゲームマーケットは初の一般参加。大阪にいたときに非電源ゲームが好きな職場の同僚がいて、その前からイベントの存在は知ってたけど彼らの話を聞いたらがぜん行きたくなって、大阪開催の方は行けずじまいだったけど今回やっと行けた感じ。とは言ってもイベントの勝手は全く分からず、とりあえず前日の夜に公式ページで出展者情報をひと通り眺めてみて気になるところをチェックした。この辺、経験者に聞いておけばよかった。

 非電源ゲームについて、自分は「頭を使ってプレイすることも大事だけど、それ以上にみんなでワイワイ楽しめることが大事だ」と思っている派ので、今回のゲムマでもワイワイ楽しめそうなゲームを求めてみた。当てはまるのは『漁村においでよ!』『ぶたぶたこぶた』『シュレッダーは社内に一つだけ』辺りか。他には『俺の街(リニューアル版)』『姫将棋』『いなばのしろうさぎ』を入手した。仲間を募ってプレイしたい。

 参加して感じたのは、自分が想像していた以上に子供客やファミリー客がいたこと。冷静に考えてみればそりゃカードゲームやボードゲームってそういうもんだって分かるんだけど、自身の中学生から大学生くらいまでの経験で非電源ゲームって男性コミュニティ感が高いものだと思い込んでいたので。

 デザインフェスタも初の一般参加。こちらは「大人の文化祭」って感じのイベントだなーって思った。ライブ音楽とかライブペイントとかもやってたし。出展者の出展物は本よりもグッズ類の方が圧倒的に多かったし、参加者は女性が多数だったし、そういうイベントなんだろう。自分はイラスト系のブースを中心にぶらぶらと回ってみた。次回は2日間とも行ってみたい。

入手したもの

旅するはんこ(ちょ工房)

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 手作り一点もの消しゴムハンコ作品集。『不思議の国のアリス』モチーフを中心に、メルヘンにあふれたカワイイ作品の数々がステキ。作者のハンコもひとつ持ってるけど、ホントに出来がいいんだよねえ。みんなに見せびらかしたい。この作品集は第三弾とのこと。第一弾第二弾もホスィ……売り切れだけど何とかしてホスィ……。

コミティア114に行ってきました

 11月15日(日)、ビッグサイト東2・3ホールにて開催。いつも通りだけど新鮮なコミティアでした。今回は遅ればせながら『待魂』を入手したので仲間を募ってプレイしたいところ。

ひとりプッシュ&レビュー

ひとりじゃないものは次回開催の直前にコミティアのページとかに載ると思います。

重くて重い(苺の塊)

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 憧れのスーパー女重騎士に近づきたいヘッポコ女重騎士、という二人を描く4コマ。スーパーさんは無表情で淡々としてるけどヘッポコさんをちゃんと気にかけている。気取らない言葉でもちゃんと想いを伝えている。そんな二人の掛け合いがお互いに健気で心温まる。

みずいろCafe(かたちのないもの)

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 女性ダイバーが営む「みずいろカフェ」。彼女がこのお店を開いたのは海の導きのおかげだった? 気さくな海の生き物たちが営む海中喫茶店にダイバーが迷い込むお話はメルヘンで心温まる。クラゲと月のエピソードには、誰もが何かになれる、という希望の光を見出す。

MONDO FIORE 3(なないろ畑)

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 色が目に飛び込んでくる――本を開いて最初にそんな感覚を抱いた。可憐な少女、咲き誇る草花、賑わいのオーナメント、その全てがヴィヴィッドに映る。中でも虹の描写が示唆的だ。虹の弧からペンキのように垂れる色が、この世界に彩りを与えているのかもしれない。

同人誌・サークルメモ

 

想像以上
俺も天使と踊りたい(日々の暮らし)
おっさんがアイドルになるマンガ。今回のコミティアの最高傑作ではなかろうか。後半の疾走感がハンパない。
赤ずきんちゃんとオオカミさんと時々猟師さん(mokunoku.)
これだけ分量がある本になってくれて感劇。赤ずきんちゃんとオオカミさんがとにかくかわいい。
栗とリス(ブラック・クラッシャー)
この「ついにやってくれたぜ!」感! ここにきてキレッキレな作品が読めたことが嬉しい。

 

安心品質
ボブショ娘シンドローム(仮)(Shore)
ボブショ女子イラスト&マンガ本。セーラーポンチョボブショ娘の童貞殺す感わかる。後半のマンガもえっちくてキュン。
どうにもこうにも10(お天気お兄さん)
林間学校編。肝試しと夜のトイレでビクビクしまくりの男子勢が可笑しい。キャラも増えてきましたねえ。空きスロットはあと10人。
はんゆり(MARBLE DOG)
はんもんキャラで百合マンガ。コロコロかわいい系のケモノと言えばやっぱりこの作者だよね、という。そしてゲストも豪華。雨猫さんが寄稿してて超歓喜。この人のマンガは描線レベルで好きなんだよなあ。
うずしおかさね(STUDIO Whirlpool
このサークルのペーパー『季刊うずしお』シリーズのまとめ本第三弾。実録マンガもまゆげ犬マンガも、発想がゆるふわに連結していく様が心地いい。大爆笑したのは実話マンガのごますり器エピソード。この展開はまるでマンガのようだ。
ひつじのアンジェ(カンテラ
おてんば姫とその従者のお話。普段は少年マンガチックな作品を描いているサークルなので、少女マンガチックなお話が新鮮で胸キュン。
たとえ、君が(すこやかペンギン)
再録を含む短編集。描き下ろしの収録作『イエロウデイズ』は神社に現れた平安貴族さん(モミジの葉の化身、的な)。いい話、と思ったら最後にモミジの落ち葉でヤキイモする展開に笑う。こういうのをサラっと見せる笑いのセンスは作者独特だよなあと思ったりする。

 

新規開拓
先輩はカノジョではない!(雨のちドロップキック)
女装男子な先輩と後輩男子。先輩に翻弄される後輩くん、という関係性にドキドキ。女装した先輩に教室で迫られる場面とかグッとくる。
3 o'clock(おかしのおまけ)
お菓子とお茶の女の子擬人化イラスト本。ふりふり多めのお洋服に身を包む幼女たちがカワイイ。マシュマロココアちゃんのふわふわ感が好き。
ひだまり森のレストラン(おかしのおまけ)
ちび動物やちび動物っ子たちと料理のイラスト本。料理の中に入り込むようなキャラがカワイイ。
フォーレンルーフの春休み(サテリテ)
亡き父の遺品整理にやってきた少女が、父の友人の男とともに、ちょっとした謎に巻き込まれるお話。ケモノ感ある絵柄と探偵もの風の物語に、ある種の懐かしさを覚える。
こがらしのなかで(Sango Bouro)
秋の動物、というかケモノたちのイラストと詩の本。野の自然の中で暮らす動物たちの姿が生き生きとしてる。
TIROL CHOCO GIRLS COLLECTIONS(TIROLIST)
チロルチョコ女の子擬人化イラスト本。チロルチョコって種類がたくさんあるから擬人化にはもってこいだ、という気づき。さくらもチロルちゃんの春めいたいでたちが好き。
What would you like to drink?(pecora room)
飲み物女の子擬人化イラスト本。爽やか水玉セーラーなラムネさんカワイイ。
カエルのお姫さま(まひってる。)
夏ティア既刊。カエルになる呪いをかけられた魔界のお兄さん三人と人間界の女の子の同居コメディ。三者三様なお兄さん方と女の子の掛け合いが楽しい。
カタコイ少女と少年男女(焼肉定食)
ぶっきらぼう男子、女装男子、ぼんやり女子の循環する三角関係。pixivにアップしてた作品とのこと。三角関係模様を時におもしろおかしく時に真面目に描く。素直に巧い。ジャンボの連載も楽しみです。

透明ブックカバーと「モノより経験」マインドでペーパー類を同人誌と一体にして保管する

 即売会に行くと、同人誌はもちろん、ペーパーやポストカードなどのこまごまとしたものを手に入れて帰ってくる。これらを読み終えたあとは、また手に取る日のために、整頓をして片づけたい。同人誌については、イベントごとやサイズごとなど、整頓の方法を確立しているので大丈夫だ。

 問題はペーパー類の方だ。ちょっと前まではイベントごとにA4サイズのクリアファイルを用意して整頓していたのだが、クリアファイルが厚くなって不格好になるわ、同人誌と離れて管理されることにより文脈を失って価値を減じてしまうわで、課題感を持っていた。ただ、ペーパーを同人誌の中に単にはさむのでは、ペーパーが同人誌からずり落ちて紛失したり、ペーパーと同人誌が同じサイズの場合に同人誌の端からはみ出た部分のペーパーが折れ曲がったりする恐れがあり、もうちょっとベターな保管の方法を求めていた。

 ペーパー類をうまいこと整頓する方法としてたどりついたのが、アニメイトとらのあななどで売っている透明ブックカバーを活用する方法だ。透明ブックカバーを同人誌にかけると、表4(ウラ表紙)とブックカバーの間に端付きの隙間ができる。この隙間にペーパーを入れておけば、ペーパーのずり落ちを防ぎつつ、同人誌といっしょに管理できる。しかも、運よくペーパーと同人誌が同じサイズ(B5とB5、A5とA5、など)の場合、同人誌の中にペーパーをはさんでおく方法とは違って、折れ曲がりを心配する必要が全くない。

 もうひとつ、ペーパー類をうまいこと整頓するマインドとして得たのが「同人誌とはエクスペリエンスである」というものだ。すなわち、同人誌というモノ自体に真の価値があるのではなく、同人誌を見つけた・得た・ペーパーももらった・読んだという経験にこそ真の価値がある、という考えだ。この考えに行きついたことにより、同人誌を手に入れたときの状態そのままで保管することへのモチベーションが薄れ、むしろ経験を可能な限り同人誌と一体にして保管することに重きを置くようになった。

 言葉だけでもなんなので、以下にいくつかの実例を写真で挙げてみる。

 ◇

 ↑最もオーソドックスな、表4にペーパーを入れて保管する例。クリアカバーをかけると、長辺には全部に、短辺には小口側半分に折り返しがあるので、ペーパーのサイズが十分に大きければペーパーが同人誌からずり落ちることはない。

 ペーパーを入れることによって同人誌の表4が見えなくなる(特に、サイズが同じだと全く見えなくなる)が、自分の場合はあまり気にしていない。表1さえ見られればOK、という感じ。

 ↑こちらもよくある、表4にポストカードを入れて保管する例。ポストカードをあえて横向きに入れているのは、縦向きにすると折り返しのない背中側半分の短辺の端からずり落ちる恐れがあるためだ。

 ↑同人誌のおまけ豆本を保管する例。これはサイズが小さいので、特にずり落ちに注意する必要がある。同人誌の長辺両側および小口側には折り返しがあってずり落ちることはないので、小口側を地面の向きにするして同人誌を保管すればよい。もちろん、小口が同人誌の自重で開いてしまわないよう、緩衝材などを用いてなるべくギュウギュウ詰めにして保管することも大事である。

 ↑同人誌のおまけで頂いたシールを保管する例。このシールは表3に直接貼っており、カバーの折り返し部分に上に貼っているわけではない(表4に貼るのはさすがにはばかられた)。モノより経験の観点に立つと、直接貼ることにも抵抗を感じず、むしろ同人誌とおまけが一体になることによって一層心地よく感じたりする。

 同様に、名刺などの小さい紙片も、両面テープで表3に貼りつけている。名刺を配るサークル、最近は増えたよねえ。

 ◇

 そんなわけで自分の実践例を書いてみた。この辺、他のみんなはどう実践しているんだろう。気になる。

『ROCKIN' SHOWER #02』に行ってきました

 10月18日(日)、東京ビッグサイトにて開催。直参273スペース、委託4サークル。当初募集は直参100スペースだったはずなので、結構な拡大開催になった形に。アニメが終わってもアプリやグッズの展開が継続的に行われているおかげで、ジャンルがいっそう盛り上がってますな。よきかなよきかな。

 開場は11時。この日は開場3分前にギリギリでアーリーエントリー。初動は《つまずかない》……が不在だったので《★track》。続いて《mi》《テノヒラ》《いやしいけい》など「う」「え」エリアを中心に回る。最後に全巡回して、12時20分頃に撤収。《つまずかない》と《Hexenhaus》は自分が撤収するまで不在で残念だった。今回もあちこちで完売ロックが発生していた感じで、中でも《ZNG》のふたなりシアクロ本が開場40分くらいで完売してたのが興味深かった。

 バンド人気ではシンガンが圧倒的で、加えてガウガ(というかデーキン)とデモベ(というかマグバト)の勢いが増していたように思う。そんな中でもバイガンや忍迅やテケバや「シロラクロスカ?」(リリースからまだ1か月!)の本が会場に存在したのが、ああ、愛だな、情念だなって思った。

 そしてこのジャンルはコスプレが眼福であるのだなあ(詠嘆)。この日はシアレトチュ三人組、ほわいとチュチュ、クリームテディ、ピグマカロンが印象に残った。あとミューモン形態のカブトモアキがめっちゃインパクトあった。

 今後の開催予定は、12月のFukuokaシンガンオンリー、来年1月のCentral、2月のWEST#02、4月の#03。12月の2イベントは8月のWEST以降に告知されたもので(Fukuokaについては「緊急開催決定!」とまである)、ホント、ジャンルの勢いを感じる。

 ◇

『Neugier』《イロバズク》

 女子イラスト本。女子の装いのオシャレさにあふれてる。春夏秋冬のドルチが麗しい。

『ROMPAPA 2』《薄茶》

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 社会人ロムと子供三バカ、第二弾。アニメの三バカ+ロムニキも相当だったけど、この本の三バカ+ロムパパのハチャメチャさは子供設定故にさらに加速してる。好きなエピソードは『風呂』と『お手伝い』。三者三様のおバカさが出てて良い。

『ライチみっつ』《うどんは飲み物》

 ライナ×チッティ短編三編。彼氏力高いライナと彼女力高いチッティの友達以上恋人未満関係、良い。

『Rockin' Girls'』《ぐみらぼ》

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 下着女子イラスト本。キュート&セクシーな女子たちがたまんねえ。貴重なクリクリ、ドルチ、阿吽分も含んでおります。

『飴ちゃんと鞭!』《くれ.ぱす。》

 キャンディラパン×デモンバット。ドルチキャラが登場する本は貴重。合わなそうに見えて実はイイ感じの関係性が新鮮。

『MISSION!コラボメニューの考案』《5392》

 コラボカフェのメニューをみんなで考えよう、的なオールキャラ本。わちゃわちゃ感が楽しい。シャチホコタウンネタにニヤリ。

『荊冠の神』《純愛ist》☆

 『Falling Roses』と『Crimson quartet』にまつわるクロウとアイオーンの物語。赤および神というシンボルが病み中二ストーリーに接続されて、二人が己の過去を昇華していく様に心震える。このサークルのシンガン本はリアルにステキだわ。

『Water of Star Dust』《スズメイロ》

 水バンドイラスト本。手書き感あふれる水彩タッチのイラストが美しい。ラボムンク非公式URもいいぞいいぞ。

『ネコとハリネズミのあらしのよるに』《★track》

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 嵐で帰れなくなったクロウが事務所の寮にお泊りしてシアンと一緒にお布団イン。ヘタレ男子と無邪気女子な関係性が最高に良い。シアクロ万歳。

『というやぎシミ本』《mi》

 「ふたなりやぎぬぱん×シミースワンズ」本。なんなのこのジャンルではふたなりが流行なの。リリースから1か月しか経っていないバンドのエロ本が出るの、このジャンルの底なしの情念を感じる。

COMITIA113に行ってきました

 8月30日(日)、東京ビッグサイト東2・3ホールにて。この日の朝は待機列を東駐車場に形成していたのに生憎の雨模様だった。

 この日はいつもチェックしてるサークルの参加が少なかったのと、夏コミ3日目に暑さでヘロヘロであまり回れなかった欲求不満もあって、新規開拓に重点を置くことにした。11時すぎに入場し、12時ごろまでにはチェックしたサークルを回り終えて、あとはエリアをしぼって全巡回。イラスト、SF・ファンタジー、青年まんが、ギャグを中心に、新しいサークルと出会えたり、昔チェックしてたサークルの価値を再発見できたりした。やっぱりフィールドワークって大事よね。ひとしきり回って、14時45分ごろに撤収。

 ◇

 以下はPush&Reviewに投稿した作品。

『庭園レストラン3』《淡水雨》

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 大きなコック・津田くんと小さなバイト・ちなちゃんのわちゃわちゃな日常4コマ、第3話。ちなちゃんの幼なじみが登場して津田くんとちなちゃんを焚きつけていく様が可笑しい。ニブチンとツンケンの両片想い未満な関係おいしいです。二人の仲の進展がますます楽しみ。

『my dear Hero』《にっけ屋》

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 本の中のような冒険に憧れ続けた少年は片羽の少女と共についに街を飛び出し、そして冒険者の老父と出会う。少年、少女、そして老父が自身の「ヒーロー」を語る姿には誰か・何かへの憧れが垣間見える。その憧れを抱かせてくれる存在、それこそがヒーローなのかもしれない。

『家政ロボ ニノマエ』《機械少女》

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 特撮ロボっぽい見た目の家事手伝いロボ・ニノマエと、主の少女・一乃の日常4コマ。やたら素直な言動で接してくるニノマエに戸惑いっぱなしの一乃、という関係性が可笑しい。機械だからこそ際立つ主従関係の中で、機械相手に人の心を意識してしまう人間味を楽しまれたし。

『あしたはヒロイン!』《サブマリンサンドイッチ》

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 ファンタジー世界のヒロイン事務所に所属するミリ―の夢は勇者様のパーティー入り。クエストではあざとくかわいく振る舞うも、同行したナチュラルヒロインの同輩にお株を完全に奪われるミリーが可笑しい。頑張れミリ―! 明日のセンター、もとい、ヒロインはキミだ!

『アフター5 エピソード1』《ジョ・シューズ》

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 職場は動物園の檻の中、アフター5は同僚と一緒にファミレス、そんな動物キャラたちの日常。人間味のある会話劇に共感を覚え、また動物に対する紋切型なイメージを突いたコメディにクスりと笑う。エピソードをまとめて読むと動物キャラの多様さが見えてきてさらに楽しい。

『おじさんが女の子になる4コマ(1)』《夕日企画》

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 40代・反抗期の娘持ちの男やもめなおじさんが、ある朝起きたら若々しい女性になっていた!? 突然の事に本人も周囲も戸惑う中、父と娘や上司と部下など、おじさんが今までに築いてきた関係性により周囲から支えられる情景が温かい。ほっこり楽しいTSコメディである。

『チルチルとはるまつり』《pluvo》

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 寒さが残る冬の終わりの日、チルチルは森の動物と一緒に春を助ける探検に出る。行き止まっていた春があふれ出し、世界が瞬く間に薄紅と萌黄で満ちるさまに心洗われる。読後に「チルチル、よかったね!」という思いが沸き起こってくる、メルヘンで可愛らしい豆絵本である。

 ◇

 以下は個人的なメモ書き。

書き切れなかった

  • 《ABXXX》『ABMIX 2』総集編
  • カンテラ》『御栄都小噺』ショート三編
  • 《子旅再生》『或る科学者Kの逸話』このシリーズ続いてほしい
  • 《WATTS TOWER》『少女カフェ』商業誌再録
  • 《ATELIER COCO》切り折りポストカード
  • 《おーびっと113》『TINY NEST』ネズミかわいい
  • 《おでんランチ。》『となりのバカと続く嘘』唾液

覚えておきたい

  • 《0丁目》ほの暗い日常もの
  • 《imoni》水彩で女の子イラスト
  • 《METRON》ねずみさんとOLさんマンガ
  • 《おまろ》『ももちゃん』シリーズ
  • 《veranda》2色刷りイラスト
  • 《oldlace*》ポエムと女の子イラスト
  • 《あおきり》『おじさんとみーこ』シリーズ
  • 《コネモネ》両想い少女マンガ
  • 《いかない。》『ヤミヤミフレンズ。』シリーズ
  • 《ものぐさ堂》少女と動物のメルヘン
  • 《うまのひづめ》ゆるJCマンガ
  • 《わたしのタニー》青春連載4コマ
  • 《はルいろ筆ペン》かわいい絵でほんのりグロ物語
  • 《ねこかんロマンス》少女→少女→少年
  • 《うさぎ洞/R-device》少年マンガ的なケモノ

また追いかけていきたい

  • 《人類圏》
  • 《magenta.》
  • 《Spiky Citrous》
  • 《のらりくらり。》

コミックマーケット88に行ってきました〔3日目:8月16日(日)〕

 3日目の16日は男性向けと同人ソフトと創作の日。最高気温は31.9℃だったらしかったんだけど体感的にはもっと暑かった気がする。

 6時43分に東入り東行き最後尾に到着して、10時35分に入場。初動から順に、東2壁の《つづく》→東3の男性向け→東6のGJ部→東6のラブライブ→東4のラブライブ→西12の創作という感じで巡回。今回は完売に遭遇したサークルが多く、《D・N・A.Lab.》《SPECIAL DO-NUTS》《ゆめいろごろも》《ハムレットオキナワ》《漂流日誌》《日々の暮らし》《m+n》《kirazu》《幾花にいろサークル》の新刊がゲットできず。二次創作系は次のコミケを待ちつつ、創作系はできるだけコミティアで補完していきたい。

 暑さでヘロヘロになりながら、13時56分に撤収。今年の夏コミもお疲れ様でした。

 * * *

 以下は入手した本の感想。

『アンコール!』《ヨツクロ》【ラブライブ

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 ラブライブ総集編。特筆すべきはその装丁。伝伝伝のDVDボックスを模したケースに遊び心がある。ケースの中の本も分厚い総集編と薄いイラスト本で、まさにDVDケースとブックレットって感じがする。

『少し長い一日』《ふりかけ》【ラブライブ

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 りんぱな同棲アンソロ。一緒にご飯を食べて一緒のお布団で寝る生活感のある作品の数々に胸キュンする。中でも一番好きなのは、かるはさんの『幸せのかたち』。この仲良し感は夫婦りんぱなって感じ。ラブラブな二人が好きなんです。

『貴女の■■は私の■■じゃない。』《アンコール62℃》【ラブライブ

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 ことりママと真姫ママの過去と現在。設定の想像から繰り広げられるあり得た物語が同人然としていて良い。ママライブもありや。

『4コマ目で僕が死ぬ』《森井ケンシロウ》【創作】

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 毎4コマ目にいるキャラが全員死ぬ4コママンガ。唯一復活できる「僕」がメタ視点を持って語るさまが面白い。「生と死は等価値」ってその通りで、それによって4コマ目の様式美が生み出されているのだ、とかなんとか。

『サクラのアトリエ総集編(7)(8)(9)』《さくら研究室》【創作】

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 描き下ろしの(9)を含めた総集編。化粧品の研究うんぬんよりも作者の会社が倒産するという超展開に心を惹かれる。すげえ生々しくて黒い話なのに軽いノリとキャラで描かれるものだから笑ってしまう。

『100』《しおさいと》【創作】

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 甲子園100周年記念にちなみ、今年の夏の出場校49校の女子制服をラインナップ。北から南まで女子制服を調べて描いたことが想像できるわけで、その女子制服にかける情念が尋常ではない。どうしても男子にスポットが当たりがちな甲子園で、この本のような視点は面白い。

コミックマーケット88に行ってきました〔2日目:8月15日(土)〕

 2日目の15日はジャンプとアニメとFCマンガと創作JUNE/BLの日。気温は33.1℃と、多少は過ごしやすかった1日目と比べて暑い日だった。

 この日はゆっくり出発したものの、早朝の待機列の一般参加者が少なかったのか、10時48分に列なしで入場できた。初動は《negoto》、続いて《仙川動物園》《hanada.》《にじいろドリーム》、後はポケモンとプリパラのサークルを中心に回る。入手できなかったサークルは《periche》。巡回順序を間違えた……。次回イベントでの再販を待つ。

 サークルをひと通り回った後は、企業ブースの《まんがタイムきららプラス》で企画本2冊をゲット。列がなくてサッと買えたのがよかった。しかし《一迅社》のみでし本はこの日の分が完売しててしょんぼり。2日目に回してはならなんだ……。事後通販とかしてくれないかなあ。そんなこんなで撤収は早めの12時58分。

 * * *

 以下は入手した本の感想。

『puppy love』《negoto》【プリパラ】

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 なかよしドロレオ本。ベタベタイチャイチャする様がとにかく可愛い。そして儚げな描線が好きすぎてたまらん。この本が手に入ったので今回のコミケはいいコミケ

『ちがういろの、ふたごぼし。』《pipit》【プリパラ】

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 2月オンステの既刊。男になっていくレオナに戸惑うドロシー。マージナルなキャラクターであるレオナが、ドロシーとの関係性の中で丁寧に描かれていてステキ。

『あったけぇ!』《にじいろドリーム》【ポケモン

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 炎ポケモンイラスト合同誌。もふもふ系のポケモンが多くて、もふもふ好きにはたまらない一冊。中でも「道るに」さんの描くロコンが好き。もこっと存在感のある尻尾が可愛い。

『Hakoniwa 3』《uovo》【ポケモン

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 5月スパコミの既刊。ホウエン地方の街を箱庭風に描いたイラスト本。描かれる街はコンパクトでいながらその街ならではの施設を押えており、また主線なし・4色制限の絵がおもちゃのような雰囲気を出していて、まさに箱庭という感じ。

『許されざるいのち その1』《怪獣使いの遺産》【ポケモン

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 自らの生に悩むミュウツーゲノセクトと出会う。アニメコミック的な描画がSFチックな二匹のポケモンにマッチしていてシリアスさがある。入手できた既刊もひと通り読んでみた限りでは、サークル主の作品傾向として、映画ポケモンなどでほぼ無条件のうちに描かれる「人間とポケモンの絆」や「ポケモンの生の尊さ」に対してアンチテーゼを打ってる感じがする。

『Rakugaki Space』《Shore》【よろず】

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 きらら作品中心イラスト本。どの娘もクリクリ瞳と健康的な肌が可愛い。「まんまるゆずこ頭なでたい」、めっちゃわかる。

『ROMPAPA』《薄茶》(委託:かがみびらきはじめました)【SHOW BY ROCK!!】

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 ソロの社会人ロムが社長にバンド新メンバーを頼んだら、やってきたのはミューモン形態の三バカで。三バカのバカっぷりとロムの常識人っぷりが子供(ミューモン)と大人(人型)の対比で加速されて、賑やかに面白可笑しい。

『ぱわふるユートピア!~ときめきコレクション~』《しかだん不定期便》(委託:仙川動物園)【GJ部

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 GJ部の同人TCGGJ部二次創作でおなじみの作家陣がカードイラストを務めるだけでなく、原作イラストのあるやさんがスペシャルゲストとして参加している、お祭り的なアイテム。GJ部ありがとう、ありがとうGJ部