すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

芳文社『まんがホーム』2013年3月号

カワハラ恋『こなみさん家の××なごはん』

新作。会社を辞めて行き倒れていた野見山くんを助けた、ご飯屋の店長の小南撫子さん。顔は可愛いが飯はまずい。撫子さんとその姉・蘭さんのクセありキャラが作者らしくありながら、撫子さんが醸し出す穏やかな空気がこの作者では新感覚。楽しきラブコメになることを期待。

橘紫夕となりのなにげさん

おっぱい回だー! 103ページ左2コマ目の女子二人、身体のラインにコミカルでチャーミングな色気があるよねえ。

あさのゆきこ『オトナのいろは』

この作者、漫画うまいなー。115ページ右の一本と116ページの二本がグイグイくる。感情の機微を漫画的な表現(目を描かないこと、および視線による同一化)によって絶妙に描いてる。あと、最近の4コマだとこの人に限らず、えのきづさんとか宮成樂さんとか、変化をストーリーにあらかじめ組み込んだ作品を描く作者が目立って来てるよねえ。

仙石寛子『一番星のそばで』

自分が知る限り、過去最もアグレッシブな構図の回ではなかろうか。顕著なのは153ページ右の一本。コマの両脇にキャラを配置した連続ショットは、一人一人を個々に順々に映す様がテレビ的でありながら、手とキャラの目線による読者の視線誘導、そしてキャラ配置における空間の歪みが多分に漫画的でもある。4コマ表現の最前線にいる作者の一人だと改めて思う。