すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

双葉社『まんがタウン』2013年3月号

この雑誌は樹るうの前連載作『そんな2人のMyホーム』が巻頭を張ってた時期から大きく変わり始めたと思っていて、最近では東屋めめ野広実由、うずの連載も始まり、『かりあげクン』と『クレヨンしんちゃん』のイメージが良い意味で崩れつつある印象。競合他誌から脂が乗っている作家をうまく引っ張ってきて、誌風が新鮮になってきたよなあ。あとは生え抜きの新人が増えて欲しい。今号の田中なつ『ママはパートマスター』は、キャラの自由奔放さに自分が一番好きな田中なつ感があって、読んでいて楽しかった。

それだけに、今号からの天津向・柚原有里の新連載は、端的に言って残念。客引き連載(何せ扉ページ天井に「人気芸人&現役声優」とある)ということを差っ引いても、例えば116ページ左、セリフ詰め込みかつどのコマも4コマ目に見えるような緩急の無い一本を見せられたらそう思わざるを得ない。このクオリティが続くなら、さっさととこの作品の連載が終わって、代わりに若手もしくは新人の作品が掲載されることを切に願う。