すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

『よつばの。読書会9』に参加してきました #428reading

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7月13日(土)開催。同人誌好きたちによる読書会もついに9回目。私は通算7回目くらいの持込参加。今回は特集としてポケモンの本や豆絵本を持ち込みました。ポケモン小説が面白い、豆絵本の展示が可愛いなど、嬉しい言葉も頂けて、持ち込んで良かったなあと思います。反省としては、投票やアンケートやなど、皆さんからフィードバックを頂けるような仕組みを用意しておけばよかったなあ、と。準備は念入りにしないとね…。

読む方では、毎回必ず素敵な本に出会えるのがこの読書会の楽しみだと思うわけです。同時に、世の中には自分の知らない素敵本がこんなにもあるんだと打ちひしがれるようなワクワクするような気分になるわけです。そして、「もっと面白い本を見つけてやるぞ!」と奮起させられる、読み手としてアンテナは高く視野は広く読みは深く精進せねばと思わされる、そんなところが良いなあと思うわけです。最近忙しさを言い訳にあれこれ手が回っていませんでしたが、これを機にまたやる気を沸かせていきたいですね。

他の人の持込では、今回も例によって綾瀬さんにやられました。ピンポイントに狙うのズルい! もっと狙って!← というわけで以下に印象に残った本の感想を。 

『私たち結婚しましたセット』《DOG THEATER》

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綾瀬さん持込。結婚式のウェルカムボードのようなイラストのポストカードが可愛い。本の中身は小さい頃に結婚の約束をしたリンレンの青春模様イラスト。甘さがツボ。

『しょうがないから』《雑紙》

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綾瀬さん持込。ゆいあずお泊まり本。お泊まりってちょっと特別な日常、的なアトモスフィアにほっこりする。あずにゃんがメソメソしながら唯になでなでされながら甘える姿も可愛い。

『キャンディテラー』《平成温泉たまごの事情。》

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綾瀬さん持込。「合わせる」をテーマににこまき三編。肌と心が近づくにこまきに胸キュン。描線が柔らかくて好き。表紙の赤リボンも同人誌ならではの装丁で好み。

モンスターハンター刃牙総集編』《一年戦争

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国里コクリさん持込。バキのキャラたちが裸・素手でモンスターと戦う。絵と先頭場面の高い再現度に唸る。アプケロスのこんがり肉を食う孤独のグルメ・ゴローも収録。濃い一冊。

『おれたちニセ勇者!』《ヤマモソウ》

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国里コクリさん持込。ダイの大冒険の偽パーティーは魔物に教われた村で生き残った少年から助けを求められる。必死でカッコ悪くても、誰かを救おうとする四人の姿が胸を打つ。

『Pastiche』《ポンコツ》

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ねういちさん持込。植田まさし小坂俊史海藍など、4コマ作家22名の絵柄で描く「東方一人四コマ合同誌」。その再現度にはもう笑うしかない。しかも模写未使用というのだからすごい。

『ポケットのなかのげんそう』《芦山文學》

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つけめんさん持込。ゲームのポケモンが普及し始めた幻想郷でポケモンが実体化。東方キャラがポケモンプレーヤー的なセリフを繰り広げる面白さよ。こういうクロスオーバーは好き。

『LITTLE BLOSSOM』《からあげ屋さん》

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Star-Toursさん持込。幽々子に桜の花を捧げる妖夢の絵本。七五調のフレーズのリズムが心地良く、幽々子を想う妖夢の姿に感動の振幅が徐々に大きくなっていく。

テニプリスポーツ』《キミにテイクオフ》

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ぐれさん持込。新聞紙状の同人誌。どこに印刷頼んだんだろう!?内容はテニプリネタをスポーツ新聞的に面白可笑しく。いちいち細かいネタが面白い。チラシ広告もついてる徹底ぶり。

『踊る湾岸新聞』《笑いのライセンス》

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八重留さん持込。こちらも新聞紙状の同人誌で、踊る大捜査線。全面見開き広告的なイラストに圧倒される。

『それは誰そがれ』《ごの字》

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バンバンさん持込。たそがれ一号との戦いを通じて人間とからくりの関係に疑問を抱くサスケ。怒りに暴走するサスケとそれを止めるゴエモンの緊迫感に心震える。独自解釈も同人誌の面白さよ。

『童年破壊』《サービスヘブン》

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将さん持込。強気な赤ずきんがショタ狼を性的な意味で食べるお話。おとぎ話パロとおねショタという好きなもの合わせ技で来られたら抵抗できませんね! ペニスの形状もケモケモしくて良い。

『制服と私。』《しおさいと》

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tekeさん持込。作者がいかにして女子制服にのめり込むようになったのか。起源が作者母のセーラー熱だったとは! 作者の熱量、そしてそれを当然と信じてた作者と友人との温度差が面白い。

『ひとつの罪は腹黒い祖国へ』《門人》

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ぐれさん持込。マスタングに破れたエンヴィーのその後。グリードに焚き付けられて自信のアイデンティティーを自覚させられるエンヴィーの姿に唸る。人間味あるホムンクルスとは面白い。

『THE DUST OF SAND AND STARS』《NOTCH》

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草一朗さん持込。遠征が甦るライダーと自身の目的に思い悩むウェイバー。精緻に描かれる自然の迫力とライダーとの対話で成長するウェイバーに唸る。