すいもあまいも

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実家が新しくなって自分の部屋に壁面本棚ができたので同人誌を整頓している

つい3週間程前に新しい実家が完成した。弟夫婦の新居と父・母・おじ・おばたちの「老人ホーム」(と父が冗談まじりに言っていた)を兼ねたものだ。古い実家の方もまだしばらくは残る予定で、ここ最近は毎週末に帰省して古い実家から新しい実家へ単行本・雑誌・同人誌の詰まったダンボール箱を運んでいる。

新しい実家の設計時にリクエストをして、自分の部屋には壁面本棚を作ってもらうようにした。書痴ならば誰もが憧れる壁面本棚である。床面積の都合で少しこじんまりとしたものになってしまったけど、実際にモノを見るとやはり感動した。本を置くことを前提に作られた空間の何と贅沢なことか。中央の柱で二分された壁面本棚の、左側には単行本を、右側には同人誌を整頓することにした。その途中の模様が以下の写真である。

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さて、古い実家の方ではこれまで、同人誌はあまり整頓されていなかった。ある本棚にはサークル名で並んでいたり、別の本棚にはジャンルで固まっていたり、また最近のものはダンボールの中に入りっぱなしになっていたり――。この際、せっかくの機会だからと、同人誌を全て整頓して本棚に入れることにした。ものの本には「整頓のコツは時系列に並べることだ」と書いてあるらしいが、いついつにどこそこのサークルを買ったなんて次の年になれば忘れてしまう。なので、愚直にサークル名で並べることにした。とはいえ、ただ何となく並べているだけではそのうちに無秩序になってしまうだろう。そこで、最初から整然と並べられるように、ちょっとした工夫を凝らしてみている。

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まず、本棚の各段に収める同人誌を、1段目はサークル読み先頭が「あ」行と「か」行のもの、2段目は「さ」行と「た」行……という形でおおまかに決めた(写真の中段がまさに「さ」行と「た」行である)。本棚が埋まってくれば結局はそのように並ぶだろうと考えて先回りをしたのだ。そして、読み先頭の1文字毎に紙のインデックス(100均で売ってるようなやつ)を挟み込み、どの位置にどんな読みのサークルが並んでいるかをおおまかに分かるようにした。これにより、新しい同人誌を並べる際に、その同人誌を入れるべき位置を素早く把握できるようにした。また、小さすぎる本を並べると両脇の本に埋もれてしまうので、並べる同人誌のサイズは基本的にB5またはA5と同等の奥行を持つもののみとし、それよりも小さいサイズは写真右手奥に見える箱の中に入れるようにしている。なお、同人誌の発行日は並べ替え時には考慮していない。そこまでこだわると並べ替えがあまりに面倒になってしまうからだ。

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そして、本棚に収められているサークルを管理できるように目録も作成した。サークル読み先頭のかな毎にB5ノートの1枚2ページを割り当ててタックシールで索引付け、当該ページに本棚に収めたサークル名を付箋紙で記載した。付箋紙にしたのは追加や並べ替えを容易にするためである。写真はサークル名だけのページだが、サークル名だけでなく補足も付箋紙で記載している。例えば、名前が変わったサークルというものは時々存在するが、旧名での本は新名と一緒に並べるよう、旧名から新名へのポインタを示す、などである。なお、付箋の色に意味はない。最初は全年齢向けの本を主とするサークルを青色、成年向けサークルを赤色にしていたが、そのうちに青色の付箋紙が切れてしまって整頓作業が続けられなくなったため、もうこりゃいいやと方針転換したのだ。今後の付箋紙の調達のことまで考えると、色に意味を持たせると調達が面倒になることから、この転換はむしろ正解だったと思っている。

整頓しながら改善していったこともいくつかある。最初は同人誌を1冊ずつ手にとって並べていたが、そのうちに各段に並べるべき同人誌を一旦平積みし、ある程度たまったら一気に並べるという方法によって効率化を図った。なぜか先頭が「は」行の同人誌が多かった(それだけで1段の半分を占めるほど)ため、この行だけで1段を予約することにした。特に自身の好きジャンルである音ゲーポケモンはそれだけで並べたかったため、最初の写真の右側最上段の上に追加で1段の棚を置き、合計2段をそれぞれのジャンルに割り当てることにした。

3週間の整頓の結果、同人誌棚は既に半分が埋まった。そして、まだ同人誌が入った箱がクロネコボックス10サイズ相当で約10箱残っている。同人誌が本棚に入りきらなくなったら、もう読まなくなったサークルの同人誌をダンボール箱に退避するといった作業も必要だろう。また、個体認識度の低いサークルはそもそも本棚に並べないでダンボール箱に入れたままにする手もあるだろう。その際にも後から分かりやすいように、せめてジャンルで分けて箱詰めする必要はあるだろう。複数サークルが合同で描いた同人誌など、どこに並べるべきかルール整備を確立させる必要がある同人誌もちょこちょこ発掘されてきている(今はペンディング中である)。板がたわんできたら中央にラップの芯でも立てようか。たかが整頓、されど整頓。悩みは尽きない。しかし、同人誌が整然と並べられた本棚を見るのは、やはり気持ちが良いものだ。年始にはもう少しまとまった時間が取れるはずなので、整頓を一気に進めてしまいたいところである。