すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

コミックマーケット85(2013年冬コミ)2日目に行ってきました

2日目である30日は創作、ゲーム、ナマモノの日。自分にとっては創作、音ゲースクエニ任天堂の日。この日はお手伝い入りで東123スタート。前日と同様、風も無く日も照っていて過ごしやすい日和だった。この日にチェックしたサークルではブランケットを頒布するところが多く、ファブリック系のグッズにキュンキュンする自分としては強く心惹かれた。

自分の分の初動は《とりが脱走》。思っていたよりも列は短かった。続いて東1の《BARE FEET》《Honey Crown》《W.label》。この3サークルはいずれもブランケットを頒布していたが、入手できたのは《W.label》のみ。やっぱ初動で買いに行かないとダメだったかそりゃそうだー。過ぎてしまったものは仕方がない。ぼちぼちと東3→2→1と順にチェックしたサークルを回った。お手伝い入りということで道すがらおつかいにも回った。おつかいをするとこれまで知らなかった素敵サークルを知ることができるのがいいところ。

この日最もハードだったのは、東3ホール「ク」から「サ」にかけての艦これ島。大混雑で一方通行の規制が敷かれた島中通路に、軒並み完売している島中サークルの数々は、有明海域に突入した新人提督たちの心を折るのに十分だったのではなかろうか。自分もおつかいで買い損ねたサークルが5サークルほどあり、ゲーム未プレイの人間ながらジャンルとの盛り上がりを痛感した。あの島の正しい攻略方法はチケット入場で初動30分勝負なんだろうなあ。この日は東1のシャッター前で《C2機関》も参加しており、今までに見たことのないような長蛇の待機列を横目に見てクラクラしたのだった。

東123を抜けた後は、西2、東456を回り、その後再び東123に帰還。創作系を中心に未巡回のサークルを回ろう、と思ったら、なんと、その東123の二枚組の地図のうち一枚を失くしていることに気づく。握力の弱いクリップボードを使っていたのが失敗だったか。幸いにも、地図はカタロムで印刷しており、そのカタロムのCSVデータはDropboxに保存していた。そこで、スマホからDropboxアプリでCSVデータをダウンロードし、失くした地図にチェックされていたサークルを残っていたもう一枚の地図に手書きで記入して、事なきを得た。次回からはクリップボードは握力が強いものにするし、バックアップとしてスマホにサークルチェック用アプリも入れておこう、と反省。

全部終わったのは15時頃。入手できなかったサークルは《CHRONOLOG》《なすこん》《まぬけ屋》《ブラック・クラッシャー》。委託や別イベントで漏れなく手に入れていきたい。

入手した本の感想

『Hop Step Jump!』《空色光冠》【SHOW BY ROCK!!】☆

f:id:sweetpotato14:20140104185016j:plain

スランプに悩むキンタウルスは雫シークレットマインドのライブに心動かされ、そのメンバーたるコリエンテと惹かれ合っていく。音楽を高め合い、そして音楽で想いを伝える、実直なミュージシャンとしての青春模様が胸を打つ。原作の少ない設定を巧みに膨らませた一冊である。

『プレアデスの両脚 #03 潜ってばかりの星』《BARE FEET》【創作】

f:id:sweetpotato14:20140104185013j:plain

「星の記憶」を集める二匹は毒の大気に満ちた星に降り立ち、そこでその毒を研究する科学者と出会う。科学者の狂気の裏にある悲しい過去が心を揺さぶり、その悲しみが彼自身の未来への意志へとまさに結実する様にカタルシスを覚える。粗朴な少年漫画的生彩が光る物語である。

『All hallow's eve』《イルカゼ》【創作】

f:id:sweetpotato14:20140104185014j:plain

かつて人間が獣族の能力を利用して悪魔と戦った世界。時が過ぎ、平和に暮らす獣族の地を、再び悪魔が襲う。獣族の少年少女たちが可愛らしくも雄々しく戦い、そして種族の壁を越えて生きんとする姿に、ジュブナイル心をかき立てられる。懐かしい心地良さを覚える物語である。

『OPEN』《teracco》【創作】

f:id:sweetpotato14:20140104185015j:plain

「開ける」がテーマのイラスト本。扉を開けた部屋に冷蔵庫があり、冷蔵庫を開けてサンドイッチを取り出し――と「開ける」ことで連なる物語、そしてページをめくる行為で手帳や化粧コンパクトを「開ける」ギミックが面白い。紙媒体の特性を生かした遊び心あふれる一冊である。