『COMITIA107』『FEEL SO GOOD 30』『Junction Box 3』に行ってきました

2月3日(日)。『COMITIA107』とスタジオYOUの『ウインターオンリーフェスタ2014』が東ホールの北側と南側で開催。後者の目当てはポップン・音ゲーオンリー『FEEL SO GOOD 30』『Junction Box 3』。

初動はCOMITIA107の《Honey Crown》。冬コミで頒布されたブランケットが再販されると聞いて。あとは、P＆R紹介サークルをミーハー心で多めに回った以外には、だいたいいつも通りのコミティア感。最後の全巡回でいつもより多くのサークルを発掘できたのが良かった。フィルソ・JB側は、事前チェックで漏れてた《無糖飴》の本をギリギリ入手できたことと、KKアンソロに《ポエムスター》の人が参加していると会場で聞いて入手できたことに満足してる。

今回のフィルソ・JBは、コナミ音ゲー同人の広がりを如実に感じるイベントだった。従来はコナミ音ゲー同人≒ポップン、というところは否めなかったが、IIDXでも個性的なキャラが存在感を増し、ここ数年ではリフレクやボルテもそういったツボを押さえて展開してきたところに、ファンがちゃんとついてきて盛り上がっている感じ。かくいうポップンも、つぎドカが近年のキャラの中では群を抜いた人気で一大勢力になりつつあったりと、新旧機種とも新しい風が吹き込んでいてワクワク感が高い。会場ではプライズ品のパステルくんやつぎドカのぬいぐるみスイングを鞄につけている参加者が散見された。こういった公式グッズもファンの間口を広げていくのだろう。

ところで、フィルソ・JBに某コンポーザーが一般参加で来場していて、自分のユニットのアンソロを買っていった、という噂は本当だったんだろうか……。

入手した本の感想

フィルソ・JB側のみ。コミティア側は別記事で。

『serene』《ALunch》☆

ヘンリーとポエットの出会いから恋心までの物語。彼女に追いつきたい。彼は特別な存在だ。互いに想い合う二人の物語が、二人の設定、小道具、衣装、そしてパーキッツ曲の歌詞から丁寧に紡がれていく様に心震える。作者の同人然とした想像力にただただ敬服する傑作である。

『オカシナ？オンナノコ！』《ブタミン》

ポップン女子とお菓子の短編集。ビスケット状の遊び心あふれる表紙を開けば、甘くもほんのり切ない物語が胸を刺す。『クールミントと絶交』は、甘いものが苦手な硝子にアプローチするみほの話。硝子の苦しみを慮りつつ、彼女の世界を広げようとするみほに安心感を覚える。