『よつばの。読書会10』に持込参加してきました #428reading
6月28日(土)、東京都中央区立産業会館にて開催。節目の第10回ということで、主催者・国里コクリさんからオールタイム・ベスト持込の呼びかけがあったり、コクリさん自身の持込本解説&トークショーがあったりと、ちょっと特別な回でした。私の持込では特集として《どーる・HONOKA》の豆本や変わった装丁の本をチョイスしました。
詳細なレポートはバンバンさんにお任せして、以下、私の所感など。
自分が『よつばの。読書会』に参加する目的は「自分が手に入れた同人誌を自慢したい」「他の人が自慢する同人誌を読みたい」に収斂されます。そしてこの読書会には、参加者個々人の目的はさておき、打てば響く読み手が、そして響きを打たんとす同人誌が、毎回不思議と集まってきます。だから参加の甲斐がある。今回も参加してよかった、また次回も参加しようと思わせてくれる。国里コクリさんはこの読書会について公式サイトで「面白い作品があればそれを面白がってくれるはずの人に教えたいし、まだ見ぬ面白い作品があれば読ませて貰いたい。『よつばの。読書会』はそんな想いから生まれた『同人誌読み』達のためのイベントです。」と宣言されています。まさに宣言通りのイベントであると言えます。
言いかえれば――既に他の参加者が過去に同じことをおっしゃっているかもしれませんが――『よつばの。読書会』は読み手の自己表現の場であると思っています。バンバンさんの読書会レポートに対する「プロ読者」というコメントは至言であると言えるでしょう。同人誌に限らず、あらゆる創作活動において、作り手や作品が主役と見なされる傾向はどうしても強くあると思っています。この読書会は、第三のプレイヤーである読み手が確かに存在すること、また読み手にもこだわりや信念があることを如実に感じさせてくれます。それは結果的に、創作活動とは作り手、作品、読み手の三者の協演により成されるものである、ということを思い出させてくれるのです。
次回の開催も楽しみにしています。次は何を持ち込もうかな。
同人誌感想
『もぐら十二号』《いにしえのぬし》【艦これ】
綾瀬さん持込。扶桑の近代化改修を命じられたまるゆが扶桑を食べる話。普段は「食べられる」側のまるゆが扶桑の血肉を躯体から掻き出していく様があまりに凄惨で、さらに結末が追い打ちをかける。
『スーパー艦隊これくしょん 8ビットデラックス テクニックブック』《PAwLaboratory.Lite》【艦これ】
ルクダルさん持込。もし艦これがファミコンゲームだったら、というコンセプトのファミコン攻略本風艦これ本。いちいち芸が細かい中身はファミコン世代直撃間違いなし。
『幸せのゴールデンクッキー』《多いほうが好きだ》【クッキークリッカー】
つけめんさん持込。クッキーの供給にこだわり続ける男の物語。物語無きゲームからかくも心震える物語が生まれるとは。これぞザ・同人誌。
関連リンク
- 同人読み手の祭典!「よつばの。読書会10」に行ってきました。 - 日記と言うか雑記と言うか戯言。
- 持込参加者の一人・バンバンさんによるレポートです。
- よつばの。読書会 持込リスト (すいーとポテト @ sweetpotato14) #428reading
- 私の持込リストです。今回は80冊を持ち込みました。
- よつばの。読書会10 ペーパー (すいーとポテト @ sweetpotato14) #428reading
- 私が会場で無料配布したペーパーです。持込本解説などがあります。色ボケする場合はダウンロードしてからローカルで開いてください。
- よつばの。読書会
- 読書会公式ページです。