すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

透明ブックカバーと「モノより経験」マインドでペーパー類を同人誌と一体にして保管する

 即売会に行くと、同人誌はもちろん、ペーパーやポストカードなどのこまごまとしたものを手に入れて帰ってくる。これらを読み終えたあとは、また手に取る日のために、整頓をして片づけたい。同人誌については、イベントごとやサイズごとなど、整頓の方法を確立しているので大丈夫だ。

 問題はペーパー類の方だ。ちょっと前まではイベントごとにA4サイズのクリアファイルを用意して整頓していたのだが、クリアファイルが厚くなって不格好になるわ、同人誌と離れて管理されることにより文脈を失って価値を減じてしまうわで、課題感を持っていた。ただ、ペーパーを同人誌の中に単にはさむのでは、ペーパーが同人誌からずり落ちて紛失したり、ペーパーと同人誌が同じサイズの場合に同人誌の端からはみ出た部分のペーパーが折れ曲がったりする恐れがあり、もうちょっとベターな保管の方法を求めていた。

 ペーパー類をうまいこと整頓する方法としてたどりついたのが、アニメイトとらのあななどで売っている透明ブックカバーを活用する方法だ。透明ブックカバーを同人誌にかけると、表4(ウラ表紙)とブックカバーの間に端付きの隙間ができる。この隙間にペーパーを入れておけば、ペーパーのずり落ちを防ぎつつ、同人誌といっしょに管理できる。しかも、運よくペーパーと同人誌が同じサイズ(B5とB5、A5とA5、など)の場合、同人誌の中にペーパーをはさんでおく方法とは違って、折れ曲がりを心配する必要が全くない。

 もうひとつ、ペーパー類をうまいこと整頓するマインドとして得たのが「同人誌とはエクスペリエンスである」というものだ。すなわち、同人誌というモノ自体に真の価値があるのではなく、同人誌を見つけた・得た・ペーパーももらった・読んだという経験にこそ真の価値がある、という考えだ。この考えに行きついたことにより、同人誌を手に入れたときの状態そのままで保管することへのモチベーションが薄れ、むしろ経験を可能な限り同人誌と一体にして保管することに重きを置くようになった。

 言葉だけでもなんなので、以下にいくつかの実例を写真で挙げてみる。

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 ↑最もオーソドックスな、表4にペーパーを入れて保管する例。クリアカバーをかけると、長辺には全部に、短辺には小口側半分に折り返しがあるので、ペーパーのサイズが十分に大きければペーパーが同人誌からずり落ちることはない。

 ペーパーを入れることによって同人誌の表4が見えなくなる(特に、サイズが同じだと全く見えなくなる)が、自分の場合はあまり気にしていない。表1さえ見られればOK、という感じ。

 ↑こちらもよくある、表4にポストカードを入れて保管する例。ポストカードをあえて横向きに入れているのは、縦向きにすると折り返しのない背中側半分の短辺の端からずり落ちる恐れがあるためだ。

 ↑同人誌のおまけ豆本を保管する例。これはサイズが小さいので、特にずり落ちに注意する必要がある。同人誌の長辺両側および小口側には折り返しがあってずり落ちることはないので、小口側を地面の向きにするして同人誌を保管すればよい。もちろん、小口が同人誌の自重で開いてしまわないよう、緩衝材などを用いてなるべくギュウギュウ詰めにして保管することも大事である。

 ↑同人誌のおまけで頂いたシールを保管する例。このシールは表3に直接貼っており、カバーの折り返し部分に上に貼っているわけではない(表4に貼るのはさすがにはばかられた)。モノより経験の観点に立つと、直接貼ることにも抵抗を感じず、むしろ同人誌とおまけが一体になることによって一層心地よく感じたりする。

 同様に、名刺などの小さい紙片も、両面テープで表3に貼りつけている。名刺を配るサークル、最近は増えたよねえ。

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 そんなわけで自分の実践例を書いてみた。この辺、他のみんなはどう実践しているんだろう。気になる。