「よつばの。読書会12」に行ってきました #428reading
有志でオモシロ同人誌を持ち寄りあう「よつばの。読書会」も今年で10年目。今回は当日持ち込み含めて20名以上の持ち込み参加者がいて、会場の机には同人誌が賑やかに並んでた。自分の持ち込みリストはこちら。
読書会の面白さは、自分以外の持ち込みでオモシロ本を発見することと、自分の持ち込みをオモシロと感じてくれる参加者と語りあうことだと思う。前者については、今回もたくさんのオモシロ本に出会えてホクホク。詳しくはないが知ってるジャンルについては出会いを率直に喜びつつ、それなりに詳しい自覚があるジャンルについては「俺なんでこの本買ってないんだよおおお!!」と発憤させられた。特にラブライブについては、オンリーイベントになかなか足を運ばなかったり、運んでいても見つけられなかったことを改めて悔しく思う。もっとオモシロ本に対するアンテナ感度を高めてフィールドワークを絶やすことなく実践していきたい。
後者については、他の参加者とゆるく同人誌トークが始まるあの瞬間にワクワクする。持ち込み解説(後述)で紹介したオモシロ本や読みどころが響いて跳ね返ってくると嬉しいんだよね。今回の持ち込みでは、個人的にも衝撃の出会いだったポップン本に対して、他の参加者からも反応があったのが嬉しかった。
今回から始まった持ち込み解説については、他の参加者が持ち込んだ同人誌の読みどころが分かったり、その参加者の趣味嗜好が分かる、というのが良かった。その観点で自分の解説を振り返ってみると反省だらけです。ジャンルや作品を知らない人に対して説明するときの「いい言葉」ってのがあるはずなんだけど、その場では出てこないんものだなあ、と思うことしきり。次回があるなら、ちゃんと事前にスクリプトを練っておきたい。
読書会は終わって、また新たな「よつばの。年度」が始まる――。読書会を意識すると、日々同人誌を探す・買う時にも気合が入るんですよね。2015年は個人的にも同人活動の転換点だった年なので、次の1年もまた気持ちを新たにして同人誌を読んでいきたい。
特に面白かった本の感想
ホームスイートホーム/田
主催・国里コクリさん持ち込み。銀魂の辰馬と刀剣乱舞の陸奥守吉行のクロスオーバー本。陸奥守吉行は坂本龍馬の佩刀だった、という史実をベースに二人を絡ませた、男同士の友情物語が熱い。
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「提督」が「加賀」さんと入れ替わる話/盛岡社中
綾瀬なずなさん持ち込み。女性提督プレイヤーが艦これの世界に入ってしまい、加賀と入れ替わるお話。メタ視点をまじえたストーリーが秀逸。絵も好みの可愛さ。
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ハローベイビーお前の未来を愛してる/M★W
きっと青春が聞こえる/M★W
漣さん持ち込み。にこのアイドル研究部時代のお話と、雪穂と亜里沙の加入後のお話。μ'sの前日談と後日談が原作アニメ群を介してひとつなぎになるカタルシスが心地いい。これは確かに2冊1対で読むべきですわ。
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シャケカツ!/クマシカ
バンバンさん、つけめんさん持ち込み。もしもアイカツの世界に握手会があったら、という妄想握手会本。発想はもちろん、中身の装丁も含めて、妄想の具現化の次元が高い。こういう想像力に出会えることが同人の喜びだと思う。
1000000 ROSES/Aire Verte
マチダコウスケさん持ち込み。雌クマに100万本のバラを贈る雄クマの物語。恋人から夫婦になり、子をもうけて老いていき、雌クマに先立たれてもなおバラを贈り続ける雄クマの生涯に真実の愛を見る。
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八月のフラムルージュ/サカサランプ
ルクダルさん持ち込み。ケモノ meets 競技自転車、的な創作マンガ。ケモノ創作者の間でこの作品が話題になってたのを以前から聞いていたので、今回の読書会で実物を読めてよかった。サークル主はコミケやけもケットに参加されている模様。これはコミティアにも来てほしいですねえ。
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