すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

『COMIC CITY 大阪96』『関西コミティア43』『関西けもケット2』に行ってきました

『COMIC CITY 大阪96』は先週10月6日(日)にインテックス大阪6号館Bゾーンにて開催。募集規模3000スペースに対して、実際はざっくり数えた限りで750スペース程度。会場は余裕の通路幅で開催されていた。冬コミ後のシティ大阪はかなり大規模だけど、間の時期はそうでもないのかな。特に目的があったわけでもなく、創作系とゲーム系をまったりと回った。《きょうもあしたも。》の関西鉄道擬人化はホント面白い。この人は漫画が上手いわ。

『関西コミティア43』は10月13日(日)にOMMビルにて開催。877サークルが参加。ジャンル的にも時期的にも関東のCOMITIAの前哨戦的な感じ。pixivとかで事前に参加サークルを調べつつ、会場では端からぐるりと巡回。新しく手に入れたところでは《想い出ヘリポート》《BESTECK ST》《RENMO》の本と波長が合う。

『関西けもケット2』は同日に京セラドーム大阪にて開催。直参185サークル、委託22サークル。ドームのどこに即売会ができる会場があるんだろう? と関コミから転戦して行ってみたら、ドームの上の階にスカイホールなる回廊があって、一周のうち4分の1くらいを使用して開催されていた。こちらも端からぐるりと巡回。《けもののこしかけ》のニン×サザ本はバッチリ入手できた。《のら屋+》のしずえさん本は残念ながら完売してた。自分が会場にいた12:45頃は《口内炎がなおらない。》にかなりの列ができていた。会場を離脱した後でバファローブルののぼりを見て不覚にも吹いた。

入手した本の感想

『CMYK』《きょうもあしたも。》☆

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阪急神戸本線と交わる阪急四線の擬人化。時間流の差を感じる甲陽、鉄道としての生を奪われた上筒井、宝塚を夢見る伊丹、平面交差からの自由を願う今津。各路線と神戸本線との関係性を描いた物語のカタルシスに心震える。

『ヒルシュグラーベンの小熊』《BESTECK ST》

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革職人の父に、親友へのプレゼントの鞄をタダでねだる少年。すごい職人の父を母は家計が苦しいからと責める母に少年は泣き出してしまう。少年が母の言葉ももっともなものだと理解し、また彼の周囲の人々が父の仕事を報酬と共に高く評価する物語が優しく良心的。

『ヨモヤモノ』《RENMO》

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異界の呪われた屋敷で雇われた警備隊三名の日常物語。大正時代の警官を思わせるいでたちのキャラは、和風な妖たちと相まって、どこか懐かしさを感じさせてくれる。異界に迷い込んだ常世の人間が不可思議を恐れずに受け入れる様が優しく心にしみる。

『フェスちゃん』《想い出ヘリポート》

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音楽フェス擬人化4コマ。森ガールフジロックちゃんや双子のサマソニ兄妹など、子供に擬人化されたフェスがわーきゃーする様が可愛らしく可笑しい。フジロックの会場である苗場のホテルやスキー場も擬人化したりと、世界観の作り方が巧い。このサークルはライブハウス擬人化4コマも描いていたりする。そういったライブ的な世界観が広がったらもっと面白そう。