コミックマーケット85（2013年冬コミ）3日目に行ってきました

3日目である31日は男性向創作、ギャルゲー、評論系、デジタル系の日。自分にとっては男性向創作、鉄道擬人化一次、ラブライブ、漫画評論の日。この日もお手伝い入り。『4コママンガのススメ』シリーズの主催者であるたっちーさんのサークル《4研》で売り子のお手伝いをした。今回のコミケでは両隣がS治さんの《ポストモダンのポリアネス》および水池亘さんの《淡く眠る猫》と、4コマ系サークルが3つ並ぶ形となった。

開場から40分ほど売り子をして西2を出発。初動は《むぃむぃらぼ》。続いて西2のエッセイ系、西1のボカロと回って、東2の鉄道擬人化一次エリアで《taint stapler》《きょうもあしたも。》を入手。ここまで余裕のよっちゃんで回れたので「今日はまったりなのかしら～」なんてツイートをしながら東3の男性向創作の島中に突入したら、通路がぎゅうぎゅう詰めで身動き取れなくていつも通りの男島で、完全にごめんなさい状態。やはりエロは強い。東123の後は東456へ。東4のラブライブエリアを中心に巡回。

あらかた終わって《4研》のスペースに戻ってきたのが13時30分ちょっと前。再度売り子に。この時間になると評論エリアにも人が多くなり、14時過ぎには既刊で持ち込んだ『4コママンガのススメ 2012年版』が完売。手に取ってくださった皆様に感謝。2013年版も頑張ります。まったりと時間が流れる中、お隣りの《ポストモダンのポリアネス》には断続的に人が訪れていて、15時15分頃には新刊が完売した模様。その様子を水池さんと一緒に「S治さんすげえ」「すげえ」と言いながら見ていた。やはり制作者側のインタビュー記事は評論・情報系において強い。

15時30分頃に撤収。入手できなかったサークルは《LSD》《beautiful dreamer》《同人誌文化総合研究所》。ジャンル人気を見誤って油断した結果がこれだよ！

入手した本の感想

『秘密のディナー』《アンコール62℃》【ラブライブ！】

真姫とことりの幼少時代。親のパーティーで知り合った二人は会場を抜け出してかくれんぼへ。親の身勝手ゆえに孤独を感じる真姫が、自由なことりと同じ時間を過ごし、世界に対して少しだけ心を開く姿に切なさと安堵を覚える。ありえた過去を丁寧に描いた、同人然とした一冊。

『HAPPY WORLD』《夕焼けマーチ》【創作】

ネガティブ少女が迷い込んだのは望みが何でも叶う世界。ポジティブ少女と楽しい時間を過ごすも、突如世界が消えていき――。現実世界の「キモい」という言葉による同調圧力に心を病む少女の悲しみと逃避が心を抉る。そのポップな絵柄さえ若年性を想起させて物狂おしい。

『今こそ津留崎優の話をしよう。』《淡く眠る猫》【評論・情報】

津留崎優の商業発表作品をレビューとともに紹介。『箱入りドロップス』などの単行本作品はもちろん、未単行本化作品やアンソロ作品も網羅する様は壮観の一言。デザインもパワポで作ったというのだから驚き。武骨な本ばかり出している評論系サークルの自分として見習いたい一冊。