読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すいもあまいも

即売会参加レポブログになりつつある

数字で見る4コマオブザイヤー2016(非公式集計)

 昨年末も毎年恒例の「4コマオブザイヤー2016」が開催されました。主催の八戸さんと運営の皆さんには毎年頭が下がります。

 さて、そんな4コマオブザイヤーについて、ふと「公式サイドから統計値とかってこれまで公表されてたっけ? せいぜい参加者数くらい?」と思ったので、独自にデータを収集、集計してみました。この記事ではその結果と考察を報告します。なお、この記事の内容は私が独自に集計したものであり、非公式のものであることをご承知ください。

データ収集方法

 私・sweetpotato14 を起点として、投票者ページの「似た人」をたどって到達できた全ての投票者ページをデータとして収集しました。収集を実施したのは、投票が締め切られた後、12月19日の午前1時です。

 この方法により、参加者471人分の投票ページを収集しました。公式の発表によれば参加者は「500人越え」とのことなので、おそらくその内の約9割は収集できたのではないか、と思っています。

みんな何作品に投票してるの?

 まずは参加者の投票数の分布を見てみましょう。新刊部門と既刊部門の投票数でクロス集計をしました。

 最も多いのは新刊5単行本・既刊5単行本に投票した参加者です。投票の上限が各部門とも5単行本であるため、多くの参加者が両部門とも上限まで投票したことになります。

 片部門で見ると、既刊5単行本に投票した参加者の方が、新刊5単行本に投票した参加者より多いことが分かります。既刊部門の方がノミネート数が多く、また参加者にとっては既知の作品の続巻ということもあり、新刊部門よりも投票しやすいのではないか、と推測しています。

 投票数が少ない領域にも参加者数の小さな山があることも見て取れます。これについては本記事の後半で述べます。

みんなどれくらい投票にコメントを添えてるの?

 次に、投票に添えられたコメントの文字数を見てみましょう。ここでは各投票に実際に添えられたコメントからURL相当の文字列を除去し、さらに冒頭と末尾の空白文字列を除去して、残った文字数を「コメント文字数」としました。

コメントが添えられた投票ってどれくらいなの?

 まずはコメント率を見てみます。コメント文字数が1文字以上の場合を「コメントあり」、0文字の場合を「コメントなし」としました。

 各部門ともコメントが添えられた投票は約3分の1です。新刊部門の方が若干ですがコメント率が高くなっています。

コメントの分量ってどれくらいなの?

 さらに「コメントあり」を掘り下げ、コメント文字数の分布を見てみます。コメント文字数を10文字きざみで階級にし、各階級での投票数をカウントしました。グラフ横軸の「[a,b]」は「a文字以上b文字以下」を意味します。

 両部門をまとめると、最も頻度が高いのは11文字~30文字と言えるかと思います。ひとこと、ふたことくらいのコメント分量でしょうか。

得票数ってどれくらい偏ってるの?

 続いて、ノミネートされた各単行本の得票数の偏りを見てみましょう。いわゆる「パレート分析」です。横軸に順位を取り(左に行くほど上位)、縦軸に棒グラフで当該順位の単行本の得票数を、折れ線グラフで累積投票比率(当該順位までの得票数の合計を全得票数で割った値)を示します。横軸の右端は各部門にノミネートされた全単行本数(新刊177、既刊317)です。

 あわせて、累積得票比率が50%または80%を初めて超える上位集団を表に示します。

累積得票比率 新刊部門 既刊部門
50%超 上位21位(上位11.9%) 上位24位(上位7.6%)
80%超 上位63位(上位35.6%) 上位88位(上位27.8%)

 グラフおよび表から、「80対20の法則」ほど強くはないものの、得票数に偏りがあることが分かります。また、既刊部門の方が新刊部門よりも偏りが若干強いように見えます。

どの出版社の単行本がたくさん得票してるの?

 次に、出版社ごとの得票数を見てみましょう。出版社の判別は、AmazonへのリンクURLに含まれるASINをISBN-10と見なし、その先頭部分を見て行いました。さらに、芳文社(48322~)についてはKRコミックス(483224~)とまんがタイムコミックス(483225~)を、KADOKAWA(404~)についてはメディアファクトリー(40406~)とその他を細分化しました。グラフを見る際は、同じ出版社でも両部門で凡例色が異なる点にご注意ください。

 芳文社が圧倒的に強いです。両部門で過半数の票を得ています。その中でもKRコミックスがタイムコミックスよりも多く得票していることが分かります。既刊部門ではKRコミックスのみで全得票の半数に迫る勢いです。「4コマオブザイヤーはきららが強い」という肌感覚が数字でも示された形です。

 新刊部門ではKADOKAWA竹書房をおさえて得票数2位になりました。そのうち3分の2はメディアファクトリーが占めています。得票単行本をつぶさに見ていくと、コミックキューンの単行本が大きく寄与していることが伺えました。

 既刊部門では逆に、竹書房が2位、KADOKAWAが4位です。KADOKAWAはまだ続巻がそれほど刊行されていないということでしょうか。既刊部門3位の幻冬舎は『ふたりべや』が、6位の徳間書店は『とりきっさ!』がほぼ全ての票を獲得しています。

 個人的に面白いと思ったのが講談社の存在感です。全体での割合は小さいながらも、三大マンガ出版社の中では各部門ともトップの得票数です。こちらも得票単行本をつぶさに見ていくと、ツイ4の単行本が相当数を占めていることが伺えました。

いわゆる組織票みたいなものって存在するの?

 最後に、前半で挙げた、投票数が少ない領域にある参加者数の小さな山について見てみましょう。結論を先に述べると、これらは「作者の呼びかけに応えた参加者」と言えるでしょう。新刊1単行本のみに投票した参加者が投票した単行本、および既刊2単行本にのみ投票した参加者が投票した単行本ペアを見ると、作品の偏りが明確に出ています。

 新刊1単行本では『すくりぞ!(1)』『ギャルとオタクはわかりあえない。(1)』に、既刊2単行本では『ふたりべや(2)(3)』『とりきっさ!(3)(4)』に投票が集中していることが分かります。そして、これらの作品の作者は投票の呼びかけを投票期間内にツイートしています。

 このような作者の呼びかけに応えた投票は、いわゆる組織票とまでは言えないにしても、順位に影響を与えている投票であることは疑いようがありません。前述の得票数の偏りのグラフとあわせて見ていただければ、10票以上の投票が順位を如実に押し上げることは読み取れるかと思います。

 2016年は単行本帯に4コマオブザイヤーの文字が書かれる作品があったり、特集を開催する書店があったりと、ウェブの外にも広がりを見せています。好むと好まざるとに関わらず、4コマオブザイヤーは読者のみならず作者にも影響を与えている企画であることが伺えます。

 なお、新刊1単行本・既刊1単行本に投票した参加者が投票した単行本ペアについても、同作品の単行本1巻・2巻というものが一定数見られましたが、前述の新刊1単行本や既刊2単行本よりは頻度が小さかったため、この記事では割愛します。

おわりに

 この手のマンガランキング系の企画って読者にとっては目的ではなく手段だと思うので、自身の読書体験をより豊かにするためのいちツールくらいに思っておくのがちょうどいいんじゃないかと思いました、まる。

「よつばの。読書会12」に行ってきました #428reading

 有志でオモシロ同人誌を持ち寄りあう「よつばの。読書会」も今年で10年目。今回は当日持ち込み含めて20名以上の持ち込み参加者がいて、会場の机には同人誌が賑やかに並んでた。自分の持ち込みリストはこちら

 読書会の面白さは、自分以外の持ち込みでオモシロ本を発見することと、自分の持ち込みをオモシロと感じてくれる参加者と語りあうことだと思う。前者については、今回もたくさんのオモシロ本に出会えてホクホク。詳しくはないが知ってるジャンルについては出会いを率直に喜びつつ、それなりに詳しい自覚があるジャンルについては「俺なんでこの本買ってないんだよおおお!!」と発憤させられた。特にラブライブについては、オンリーイベントになかなか足を運ばなかったり、運んでいても見つけられなかったことを改めて悔しく思う。もっとオモシロ本に対するアンテナ感度を高めてフィールドワークを絶やすことなく実践していきたい。

 後者については、他の参加者とゆるく同人誌トークが始まるあの瞬間にワクワクする。持ち込み解説(後述)で紹介したオモシロ本や読みどころが響いて跳ね返ってくると嬉しいんだよね。今回の持ち込みでは、個人的にも衝撃の出会いだったポップン本に対して、他の参加者からも反応があったのが嬉しかった。

 今回から始まった持ち込み解説については、他の参加者が持ち込んだ同人誌の読みどころが分かったり、その参加者の趣味嗜好が分かる、というのが良かった。その観点で自分の解説を振り返ってみると反省だらけです。ジャンルや作品を知らない人に対して説明するときの「いい言葉」ってのがあるはずなんだけど、その場では出てこないんものだなあ、と思うことしきり。次回があるなら、ちゃんと事前にスクリプトを練っておきたい。

 読書会は終わって、また新たな「よつばの。年度」が始まる――。読書会を意識すると、日々同人誌を探す・買う時にも気合が入るんですよね。2015年は個人的にも同人活動の転換点だった年なので、次の1年もまた気持ちを新たにして同人誌を読んでいきたい。

特に面白かった本の感想

ホームスイートホーム/田

f:id:sweetpotato14:20160612171323j:plain

 主催・国里コクリさん持ち込み。銀魂の辰馬と刀剣乱舞の陸奥守吉行のクロスオーバー本。陸奥守吉行は坂本龍馬の佩刀だった、という史実をベースに二人を絡ませた、男同士の友情物語が熱い。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=54177047&mode=medium

「提督」が「加賀」さんと入れ替わる話/盛岡社中

f:id:sweetpotato14:20160612171322j:plain

 綾瀬なずなさん持ち込み。女性提督プレイヤーが艦これの世界に入ってしまい、加賀と入れ替わるお話。メタ視点をまじえたストーリーが秀逸。絵も好みの可愛さ。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=50952674&mode=medium

ハローベイビーお前の未来を愛してる/M★W

きっと青春が聞こえる/M★W

f:id:sweetpotato14:20160612171324j:plain

 漣さん持ち込み。にこのアイドル研究部時代のお話と、雪穂と亜里沙の加入後のお話。μ'sの前日談と後日談が原作アニメ群を介してひとつなぎになるカタルシスが心地いい。これは確かに2冊1対で読むべきですわ。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50936217

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=51940964

シャケカツ!/クマシカ

f:id:sweetpotato14:20160612171319j:plain

 バンバンさん、つけめんさん持ち込み。もしもアイカツの世界に握手会があったら、という妄想握手会本。発想はもちろん、中身の装丁も含めて、妄想の具現化の次元が高い。こういう想像力に出会えることが同人の喜びだと思う。

https://twitter.com/skn029/status/697418530384429057

1000000 ROSES/Aire Verte

f:id:sweetpotato14:20160612171320j:plain

 マチダコウスケさん持ち込み。雌クマに100万本のバラを贈る雄クマの物語。恋人から夫婦になり、子をもうけて老いていき、雌クマに先立たれてもなおバラを贈り続ける雄クマの生涯に真実の愛を見る。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=37372634&mode=medium

http://alice-books.com/item/show/6-15

八月のフラムルージュ/サカサランプ

f:id:sweetpotato14:20160612171321j:plain

 ルクダルさん持ち込み。ケモノ meets 競技自転車、的な創作マンガ。ケモノ創作者の間でこの作品が話題になってたのを以前から聞いていたので、今回の読書会で実物を読めてよかった。サークル主はコミケやけもケットに参加されている模様。これはコミティアにも来てほしいですねえ。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=54166717&mode=medium

http://alice-books.com/item/show/4926-1

コミックマーケット89に行ってきました

※同人誌感想は別ブログにて。

1日目=12月29日(火)

  • ジャンプ、マンガFC、アニメ、小説、創作少女、JUNE/BLの日。お目当てはポケモン、妖怪ウォッチ、プリパラ、そして創作少女。この日は早朝の東待機列から見る朝日が美しかった。
  • ポケモンは、サブマスサークルがひと頃よりもだいぶ減ってて諸行無常を感じた。原型の方は超ポケダンの発売もあってなのか元気だった。
  • アニメ系のエリアを回っていて、男児向けアニメはかわいい男の子が登場するから女性に消費され得、女児向けアニメはかわいい女の子が登場するから男性に消費され得るのだなあ、と思ったりした。
  • OCNモバイルONEの容量追加オプション(当日の通信量が無制限)が役立った。出発前に申し込むが吉。

2日目=12月30日(水)

  • ゲーム、歴史、ナマモノ、エッセイ系の日。お目当てはコナミ音ゲーとSB69とDQ/FF。この日は知人のサークルで売り子のお手伝いをしてた。
  • 会場で古い知人から連絡があり合流しようとするも、何回かすれ違ってしまう。合流する時は集合時間と場所を明確に決めましょう、ということで。

3日目=12月30日(木)

  • 男性向け、ギャルゲー、デジタル、創作少年、学漫、評論・情報、オリジナル雑貨の日。この日は《4研》で売り子のお手伝いをしてた。
  • 11時30分頃、東6「ネ」の中央柱付近がめっちゃ混雑してたのはなんだったんでしょうか。
  • デレステをプレイしたことによって遅ればせながらデレマスジャンルが分かるようになり、いつも作家買いだったデレマス本が今回はより輝いて見えた。

『ゲームマーケット2015秋』『デザインフェスタvol.42(2日目)』に行ってきました

 いずれも11月22日(日)、ビッグサイトにて開催。

 ゲームマーケットは初の一般参加。大阪にいたときに非電源ゲームが好きな職場の同僚がいて、その前からイベントの存在は知ってたけど彼らの話を聞いたらがぜん行きたくなって、大阪開催の方は行けずじまいだったけど今回やっと行けた感じ。とは言ってもイベントの勝手は全く分からず、とりあえず前日の夜に公式ページで出展者情報をひと通り眺めてみて気になるところをチェックした。この辺、経験者に聞いておけばよかった。

 非電源ゲームについて、自分は「頭を使ってプレイすることも大事だけど、それ以上にみんなでワイワイ楽しめることが大事だ」と思っている派ので、今回のゲムマでもワイワイ楽しめそうなゲームを求めてみた。当てはまるのは『漁村においでよ!』『ぶたぶたこぶた』『シュレッダーは社内に一つだけ』辺りか。他には『俺の街(リニューアル版)』『姫将棋』『いなばのしろうさぎ』を入手した。仲間を募ってプレイしたい。

 参加して感じたのは、自分が想像していた以上に子供客やファミリー客がいたこと。冷静に考えてみればそりゃカードゲームやボードゲームってそういうもんだって分かるんだけど、自身の中学生から大学生くらいまでの経験で非電源ゲームって男性コミュニティ感が高いものだと思い込んでいたので。

 デザインフェスタも初の一般参加。こちらは「大人の文化祭」って感じのイベントだなーって思った。ライブ音楽とかライブペイントとかもやってたし。出展者の出展物は本よりもグッズ類の方が圧倒的に多かったし、参加者は女性が多数だったし、そういうイベントなんだろう。自分はイラスト系のブースを中心にぶらぶらと回ってみた。次回は2日間とも行ってみたい。

入手したもの

旅するはんこ(ちょ工房)

f:id:sweetpotato14:20151220023506j:plain

 手作り一点もの消しゴムハンコ作品集。『不思議の国のアリス』モチーフを中心に、メルヘンにあふれたカワイイ作品の数々がステキ。作者のハンコもひとつ持ってるけど、ホントに出来がいいんだよねえ。みんなに見せびらかしたい。この作品集は第三弾とのこと。第一弾第二弾もホスィ……売り切れだけど何とかしてホスィ……。

コミティア114に行ってきました

 11月15日(日)、ビッグサイト東2・3ホールにて開催。いつも通りだけど新鮮なコミティアでした。今回は遅ればせながら『待魂』を入手したので仲間を募ってプレイしたいところ。

ひとりプッシュ&レビュー

ひとりじゃないものは次回開催の直前にコミティアのページとかに載ると思います。

重くて重い(苺の塊)

f:id:sweetpotato14:20151215234604j:plain

 憧れのスーパー女重騎士に近づきたいヘッポコ女重騎士、という二人を描く4コマ。スーパーさんは無表情で淡々としてるけどヘッポコさんをちゃんと気にかけている。気取らない言葉でもちゃんと想いを伝えている。そんな二人の掛け合いがお互いに健気で心温まる。

みずいろCafe(かたちのないもの)

f:id:sweetpotato14:20151215234605j:plain

 女性ダイバーが営む「みずいろカフェ」。彼女がこのお店を開いたのは海の導きのおかげだった? 気さくな海の生き物たちが営む海中喫茶店にダイバーが迷い込むお話はメルヘンで心温まる。クラゲと月のエピソードには、誰もが何かになれる、という希望の光を見出す。

MONDO FIORE 3(なないろ畑)

f:id:sweetpotato14:20151215234603j:plain

 色が目に飛び込んでくる――本を開いて最初にそんな感覚を抱いた。可憐な少女、咲き誇る草花、賑わいのオーナメント、その全てがヴィヴィッドに映る。中でも虹の描写が示唆的だ。虹の弧からペンキのように垂れる色が、この世界に彩りを与えているのかもしれない。

同人誌・サークルメモ

 

想像以上
俺も天使と踊りたい(日々の暮らし)
おっさんがアイドルになるマンガ。今回のコミティアの最高傑作ではなかろうか。後半の疾走感がハンパない。
赤ずきんちゃんとオオカミさんと時々猟師さん(mokunoku.)
これだけ分量がある本になってくれて感劇。赤ずきんちゃんとオオカミさんがとにかくかわいい。
栗とリス(ブラック・クラッシャー)
この「ついにやってくれたぜ!」感! ここにきてキレッキレな作品が読めたことが嬉しい。

 

安心品質
ボブショ娘シンドローム(仮)(Shore)
ボブショ女子イラスト&マンガ本。セーラーポンチョボブショ娘の童貞殺す感わかる。後半のマンガもえっちくてキュン。
どうにもこうにも10(お天気お兄さん)
林間学校編。肝試しと夜のトイレでビクビクしまくりの男子勢が可笑しい。キャラも増えてきましたねえ。空きスロットはあと10人。
はんゆり(MARBLE DOG)
はんもんキャラで百合マンガ。コロコロかわいい系のケモノと言えばやっぱりこの作者だよね、という。そしてゲストも豪華。雨猫さんが寄稿してて超歓喜。この人のマンガは描線レベルで好きなんだよなあ。
うずしおかさね(STUDIO Whirlpool
このサークルのペーパー『季刊うずしお』シリーズのまとめ本第三弾。実録マンガもまゆげ犬マンガも、発想がゆるふわに連結していく様が心地いい。大爆笑したのは実話マンガのごますり器エピソード。この展開はまるでマンガのようだ。
ひつじのアンジェ(カンテラ
おてんば姫とその従者のお話。普段は少年マンガチックな作品を描いているサークルなので、少女マンガチックなお話が新鮮で胸キュン。
たとえ、君が(すこやかペンギン)
再録を含む短編集。描き下ろしの収録作『イエロウデイズ』は神社に現れた平安貴族さん(モミジの葉の化身、的な)。いい話、と思ったら最後にモミジの落ち葉でヤキイモする展開に笑う。こういうのをサラっと見せる笑いのセンスは作者独特だよなあと思ったりする。

 

新規開拓
先輩はカノジョではない!(雨のちドロップキック)
女装男子な先輩と後輩男子。先輩に翻弄される後輩くん、という関係性にドキドキ。女装した先輩に教室で迫られる場面とかグッとくる。
3 o'clock(おかしのおまけ)
お菓子とお茶の女の子擬人化イラスト本。ふりふり多めのお洋服に身を包む幼女たちがカワイイ。マシュマロココアちゃんのふわふわ感が好き。
ひだまり森のレストラン(おかしのおまけ)
ちび動物やちび動物っ子たちと料理のイラスト本。料理の中に入り込むようなキャラがカワイイ。
フォーレンルーフの春休み(サテリテ)
亡き父の遺品整理にやってきた少女が、父の友人の男とともに、ちょっとした謎に巻き込まれるお話。ケモノ感ある絵柄と探偵もの風の物語に、ある種の懐かしさを覚える。
こがらしのなかで(Sango Bouro)
秋の動物、というかケモノたちのイラストと詩の本。野の自然の中で暮らす動物たちの姿が生き生きとしてる。
TIROL CHOCO GIRLS COLLECTIONS(TIROLIST)
チロルチョコ女の子擬人化イラスト本。チロルチョコって種類がたくさんあるから擬人化にはもってこいだ、という気づき。さくらもチロルちゃんの春めいたいでたちが好き。
What would you like to drink?(pecora room)
飲み物女の子擬人化イラスト本。爽やか水玉セーラーなラムネさんカワイイ。
カエルのお姫さま(まひってる。)
夏ティア既刊。カエルになる呪いをかけられた魔界のお兄さん三人と人間界の女の子の同居コメディ。三者三様なお兄さん方と女の子の掛け合いが楽しい。
カタコイ少女と少年男女(焼肉定食)
ぶっきらぼう男子、女装男子、ぼんやり女子の循環する三角関係。pixivにアップしてた作品とのこと。三角関係模様を時におもしろおかしく時に真面目に描く。素直に巧い。ジャンボの連載も楽しみです。

透明ブックカバーと「モノより経験」マインドでペーパー類を同人誌と一体にして保管する

 即売会に行くと、同人誌はもちろん、ペーパーやポストカードなどのこまごまとしたものを手に入れて帰ってくる。これらを読み終えたあとは、また手に取る日のために、整頓をして片づけたい。同人誌については、イベントごとやサイズごとなど、整頓の方法を確立しているので大丈夫だ。

 問題はペーパー類の方だ。ちょっと前まではイベントごとにA4サイズのクリアファイルを用意して整頓していたのだが、クリアファイルが厚くなって不格好になるわ、同人誌と離れて管理されることにより文脈を失って価値を減じてしまうわで、課題感を持っていた。ただ、ペーパーを同人誌の中に単にはさむのでは、ペーパーが同人誌からずり落ちて紛失したり、ペーパーと同人誌が同じサイズの場合に同人誌の端からはみ出た部分のペーパーが折れ曲がったりする恐れがあり、もうちょっとベターな保管の方法を求めていた。

 ペーパー類をうまいこと整頓する方法としてたどりついたのが、アニメイトとらのあななどで売っている透明ブックカバーを活用する方法だ。透明ブックカバーを同人誌にかけると、表4(ウラ表紙)とブックカバーの間に端付きの隙間ができる。この隙間にペーパーを入れておけば、ペーパーのずり落ちを防ぎつつ、同人誌といっしょに管理できる。しかも、運よくペーパーと同人誌が同じサイズ(B5とB5、A5とA5、など)の場合、同人誌の中にペーパーをはさんでおく方法とは違って、折れ曲がりを心配する必要が全くない。

 もうひとつ、ペーパー類をうまいこと整頓するマインドとして得たのが「同人誌とはエクスペリエンスである」というものだ。すなわち、同人誌というモノ自体に真の価値があるのではなく、同人誌を見つけた・得た・ペーパーももらった・読んだという経験にこそ真の価値がある、という考えだ。この考えに行きついたことにより、同人誌を手に入れたときの状態そのままで保管することへのモチベーションが薄れ、むしろ経験を可能な限り同人誌と一体にして保管することに重きを置くようになった。

 言葉だけでもなんなので、以下にいくつかの実例を写真で挙げてみる。

 ◇

 ↑最もオーソドックスな、表4にペーパーを入れて保管する例。クリアカバーをかけると、長辺には全部に、短辺には小口側半分に折り返しがあるので、ペーパーのサイズが十分に大きければペーパーが同人誌からずり落ちることはない。

 ペーパーを入れることによって同人誌の表4が見えなくなる(特に、サイズが同じだと全く見えなくなる)が、自分の場合はあまり気にしていない。表1さえ見られればOK、という感じ。

 ↑こちらもよくある、表4にポストカードを入れて保管する例。ポストカードをあえて横向きに入れているのは、縦向きにすると折り返しのない背中側半分の短辺の端からずり落ちる恐れがあるためだ。

 ↑同人誌のおまけ豆本を保管する例。これはサイズが小さいので、特にずり落ちに注意する必要がある。同人誌の長辺両側および小口側には折り返しがあってずり落ちることはないので、小口側を地面の向きにするして同人誌を保管すればよい。もちろん、小口が同人誌の自重で開いてしまわないよう、緩衝材などを用いてなるべくギュウギュウ詰めにして保管することも大事である。

 ↑同人誌のおまけで頂いたシールを保管する例。このシールは表3に直接貼っており、カバーの折り返し部分に上に貼っているわけではない(表4に貼るのはさすがにはばかられた)。モノより経験の観点に立つと、直接貼ることにも抵抗を感じず、むしろ同人誌とおまけが一体になることによって一層心地よく感じたりする。

 同様に、名刺などの小さい紙片も、両面テープで表3に貼りつけている。名刺を配るサークル、最近は増えたよねえ。

 ◇

 そんなわけで自分の実践例を書いてみた。この辺、他のみんなはどう実践しているんだろう。気になる。

『ROCKIN' SHOWER #02』に行ってきました

 10月18日(日)、東京ビッグサイトにて開催。直参273スペース、委託4サークル。当初募集は直参100スペースだったはずなので、結構な拡大開催になった形に。アニメが終わってもアプリやグッズの展開が継続的に行われているおかげで、ジャンルがいっそう盛り上がってますな。よきかなよきかな。

 開場は11時。この日は開場3分前にギリギリでアーリーエントリー。初動は《つまずかない》……が不在だったので《★track》。続いて《mi》《テノヒラ》《いやしいけい》など「う」「え」エリアを中心に回る。最後に全巡回して、12時20分頃に撤収。《つまずかない》と《Hexenhaus》は自分が撤収するまで不在で残念だった。今回もあちこちで完売ロックが発生していた感じで、中でも《ZNG》のふたなりシアクロ本が開場40分くらいで完売してたのが興味深かった。

 バンド人気ではシンガンが圧倒的で、加えてガウガ(というかデーキン)とデモベ(というかマグバト)の勢いが増していたように思う。そんな中でもバイガンや忍迅やテケバや「シロラクロスカ?」(リリースからまだ1か月!)の本が会場に存在したのが、ああ、愛だな、情念だなって思った。

 そしてこのジャンルはコスプレが眼福であるのだなあ(詠嘆)。この日はシアレトチュ三人組、ほわいとチュチュ、クリームテディ、ピグマカロンが印象に残った。あとミューモン形態のカブトモアキがめっちゃインパクトあった。

 今後の開催予定は、12月のFukuokaシンガンオンリー、来年1月のCentral、2月のWEST#02、4月の#03。12月の2イベントは8月のWEST以降に告知されたもので(Fukuokaについては「緊急開催決定!」とまである)、ホント、ジャンルの勢いを感じる。

 ◇

『Neugier』《イロバズク》

 女子イラスト本。女子の装いのオシャレさにあふれてる。春夏秋冬のドルチが麗しい。

『ROMPAPA 2』《薄茶》

f:id:sweetpotato14:20151025003215j:plain

 社会人ロムと子供三バカ、第二弾。アニメの三バカ+ロムニキも相当だったけど、この本の三バカ+ロムパパのハチャメチャさは子供設定故にさらに加速してる。好きなエピソードは『風呂』と『お手伝い』。三者三様のおバカさが出てて良い。

『ライチみっつ』《うどんは飲み物》

 ライナ×チッティ短編三編。彼氏力高いライナと彼女力高いチッティの友達以上恋人未満関係、良い。

『Rockin' Girls'』《ぐみらぼ》

f:id:sweetpotato14:20151025003214j:plain

 下着女子イラスト本。キュート&セクシーな女子たちがたまんねえ。貴重なクリクリ、ドルチ、阿吽分も含んでおります。

『飴ちゃんと鞭!』《くれ.ぱす。》

 キャンディラパン×デモンバット。ドルチキャラが登場する本は貴重。合わなそうに見えて実はイイ感じの関係性が新鮮。

『MISSION!コラボメニューの考案』《5392》

 コラボカフェのメニューをみんなで考えよう、的なオールキャラ本。わちゃわちゃ感が楽しい。シャチホコタウンネタにニヤリ。

『荊冠の神』《純愛ist》☆

 『Falling Roses』と『Crimson quartet』にまつわるクロウとアイオーンの物語。赤および神というシンボルが病み中二ストーリーに接続されて、二人が己の過去を昇華していく様に心震える。このサークルのシンガン本はリアルにステキだわ。

『Water of Star Dust』《スズメイロ》

 水バンドイラスト本。手書き感あふれる水彩タッチのイラストが美しい。ラボムンク非公式URもいいぞいいぞ。

『ネコとハリネズミのあらしのよるに』《★track》

f:id:sweetpotato14:20151025003213j:plain

 嵐で帰れなくなったクロウが事務所の寮にお泊りしてシアンと一緒にお布団イン。ヘタレ男子と無邪気女子な関係性が最高に良い。シアクロ万歳。

『というやぎシミ本』《mi》

 「ふたなりやぎぬぱん×シミースワンズ」本。なんなのこのジャンルではふたなりが流行なの。リリースから1か月しか経っていないバンドのエロ本が出るの、このジャンルの底なしの情念を感じる。